起業時のオフィス選び。失敗しないコツは?
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起業・独立する際に失敗しないオフィス選びのコツとは?
起業独立する際、ほとんどの方は初めてオフィスを探すことになるので、何を基準にオフィスを選べばいいのか悩まれる方も多いと思います。
一旦入居した後にオフィスに対する不満が出て、オフィスを移転したいと考えたとしても、移転には多額の費用がかかりますし、役所への届け出や取引先への案内、名刺の刷り直しなど、様々な実務も発生しますので、来月すぐに移転という訳にはなかなかできないものです。
そのため、オフィスを契約する際に安易に契約して失敗しないよう、自社に合ったオフィスを慎重に選ぶ必要があります。
そこで、本記事では、起業・独立時における初めてのオフィス選びで失敗しないコツをお伝えしたいと思います。
起業時のオフィス選びPoint①:初期費用
賃貸オフィスの場合、住居の賃貸と同様、基本的に室内には何もない状態で借りることになるので、机・椅子、複合機などオフィス環境を整えるのに必要な一式を揃えるために多額な費用が必要です。また、実際に利用するまでには、見積もりの取得⇒交渉⇒選定⇒購入⇒設置などの手間や日数がかかります。
レンタルオフィスやシェアオフィスであれば、基本的には事業を始める際に必要となるオフィス環境は最初から整っており、パソコン1つあればビジネスを始めることができるので、初期費用を抑えることもできますし、スピーディに事業をスタートすることが可能です。
上記理由から1人から数名程度で起業・独立する予定であれば、レンタルオフィスやシェアオフィスのほうがオススメです。
起業時のオフィス選びPoint②:ランニングコスト
少人数での起業の場合、ランニングコストの面でもレンタルオフィスやシェアオフィスのほうがメリットが大きいです。
賃貸オフィスを利用する場合、例えば、受付や会議室を自社単独で用意する必要がありますが、来客が頻繁にあるわけではない場合、使用しない時間帯の受付や会議室のスペース分の賃料をある意味無駄に支払っていることになります。
レンタルオフィスやシェアオフィスであれば、受付や会議室は他社とシェアして利用することになるので、自社単独で用意する必要はなく、会議室を使用したい時だけ料金を支払うなどして使用することができ、ランニングコストの削減に繋がります。
起業時のオフィス選びPoint③:オフィス形態
オフィス形態としては、賃貸オフィス・個室レンタルオフィス・シェアオフィス・コワーキングスペースなどに分けられます。
人数が10名以上で、今後も社員数が増えてくる予定であれば、初期費用はある程度必要になりますが、最初から賃貸オフィスを借りたほうがいいでしょう。
1人もしくは数名規模の場合は、ポイント①②でご説明したとおり、初期費用やランニングコストを抑えることができ、かつスピーディに事業に取り掛かることができるレンタルオフィスやシェアオフィスのほうがオススメです。
では、レンタルオフィスとシェアオフィスのどちらがいいかということになりますが、セキュリティ面や騒音・人の目が気になる方は個室のレンタルオフィス、逆にそれらは気にならず他の入居者と積極的にコミュニケーションを図りたい方はシェアオフィスやコワーキングスペースをお選びになるのがいいです。
また、個室レンタルオフィスの中でも、天井まで間仕切りがある完全個室のタイプから、天井までは仕切りが無く、隣の部屋と繋がっている欄間オープンタイプの個室に分けられます。後者の場合でも一応仕切られてはいるので、他入居者の視線は気になりませんが、天井までは仕切りが無い分、隣の部屋から会話や雑音がつつぬけで聞こえてくるため、出来るだけ静かな環境をご希望の場合は、前者の完全個室がオススメです。
起業時のオフィス選びPoint④:立地
取引先との打ち合わせ等で外出が多い企業の場合、最寄駅から近い立地にあるオフィスを探すことをオススメします。
ありがちなミスとしては、出来るだけ月額賃料を抑えたいがために、格安で利用できる立地の悪いオフィスを選んだ結果、営業活動が非効率になってしまうことです。
必要な経費はかけて、その分、業務効率をあげて売上を伸ばすことを考えたほうがいいです。
また、最寄り駅は複数路線が乗り入れているほうが当然いいですし、徒歩圏内で複数の駅を利用できたほうが、さらに利便性が高いのはいうまでもありません。
起業時のオフィス選びPoint⑤:法人登記の可否
賃貸オフィスやレンタルオフィス・シェアオフィスは基本的に本社オフィスの住所として法人登記できるケースがほとんどですが、コワーキングスペースは登記できないケースも多いので、コワーキングスペースをご希望でかつ法人登記も必要な場合は事前に必ずチェックをしてから検討されるのがいいでしょう。
起業時のオフィス選びPoint⑥:利用可能時間
賃貸オフィスやレンタルオフィス・シェアオフィスは、24時間365日利用できる物件が比較的多いですが、コワーキングスペースは、利用可能な時間帯が制限されているケースが多いので、常に利用できる物件をご希望の場合は、利用可能時間もチェックしておくべき項目の1つです。
起業時のオフィス選びPoint⑦:形態別メリット・デメリット
起業する際のオフィス選びにあたり、賃貸オフィス・レンタルオフィス・シェアオフィス・コワーキングスペースそれぞれのメリット・デメリットを下記に整理しましたので、ご参考ください。
※下記はあくまでも一般論ですので、下記メリット・デメリットに該当しないオフィスもあります。物件ごとに条件は異なりますので、気になる物件がありましたら、詳細について各物件の運営会社にご確認ください。
賃貸オフィス
賃貸オフィスのメリット
・自分たちでゼロから好きなようにオフィス空間を構築できる。
賃貸オフィスのデメリット
・初期費用やランニングコストが最も高い。
・ゼロからオフィス環境を整える必要があるため手間がかかる。
賃貸オフィスは社員数10人以上の企業にお薦めのオフィス形態です。
レンタルオフィス
レンタルオフィスのメリット
・初期費用やランニングコストを抑えることができる。
・プライベート空間のため人の目や騒音も気にならずセキュリティ面も安心できる。
・運営会社によっては、電話応対や秘書業務もオプションで依頼できる。
・レンタルオフィスによっては、各個室ごとに個別空調を利用できる。
レンタルオフィスのデメリット
・賃貸オフィスよりは安いが、シェアオフィスやコワーキングスペースよりは若干高い。
1人から数人規模の企業で、プライベート空間を必要とされている方にはレンタルオフィスが最もオススメです。
また、レンタルオフィスはビジネスに必要なサービスが充実してるところも多く安心して利用できるので、どのオフィス形態がいいか迷われている方はレンタルオフィスをお選びになるのがいいです。
シェアオフィス
シェアオフィスのメリット
・初期費用やランニングコストを抑えることができる。
・他利用者とコミュニケーションを図ることができる。
シェアオフィスのデメリット
・プライベート空間ではないため、人の目や騒音が気になる。
・個別空調ではないため室内のクーラーが効きすぎて寒すぎる等、オフィス空間を共同で利用することで発生するマイナス要素がある。
人の目や騒音は気にならず、出来るだけコストを抑えてオフィス空間を利用したいという方には、シェアオフィスがオススメです。
コワーキングスペース
コワーキングスペースのメリット
・初期費用やランニングコストを抑えることができる。
・他利用者と積極的にコミュニケーションを図ることができる。
コワーキングスペースのデメリット
・プライベート空間ではないため、人の目や騒音が気になる。
・物件によっては法人登記ができない。
・個別空調ではないため室内のクーラーが効きすぎて寒すぎる等、オフィス空間を共同で利用することで発生するマイナス要素がある。
本社オフィスというよりは、執務スペースとしての利用や、積極的にネットワーキングをしたい方にはコワーキングスペースがオススメです。
【番外編】自宅のオフィス利用
自宅のオフィス利用のメリット
・初期費用やランニングコストを最も抑えることができる。
自宅のオフィス利用のデメリット
・法人登記や事務所利用NGの物件が多い。
・打ち合わせにきた来客の心象は良くない。
・日常生活と仕事場が同一スペースになるので、オンオフの切り替えが難しい。
自宅マンションが法人登記NGの物件だとしても、バーチャルオフィスを利用をすれば法人登記については解決できますが、自宅の場合、テレビなど娯楽の誘惑も多く、よほど自分を律することが出来る方でないと、休憩してしまう時間が多くなってしまうのでオススメではありません。
いかがでしょうか?
当サイトでは、全国にあるレンタルオフィス・シェアオフィスを、エリアや料金などで絞り込み検索をしてお探しいただくことが可能です。
弊社への仲介手数料などの費用は一切かかりませんので、ご希望の物件がありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
起業独立時のオフィス選びにオススメのレンタルオフィス・シェアオフィス
ご存知の方も多いかもしれませんが、レンタルオフィス業界で圧倒的なブランド力とネットワークを誇るのがリージャスグループです。
リージャスグループは、日本国内で180拠点以上、海外でも120ヵ国で4,000拠点という他運営会社とは比較にならないほど多くの拠点数を運営しています。
リージャスの強みは、老舗の世界最大手ブランドだからこそできる提供サービスのクオリティの高さと、多くの拠点数があるからこそ実現できる利便性の高さです。
いずれの拠点もそのエリアを代表するシンボルタワーや駅から近いハイグレードオフィスビル内にあり、バイリンガルスタッフによる受付対応や秘書業務などハイクオリティのサービスを受けることができるので、来客が多い企業や雑務を任せたい企業には大変便利なレンタルオフィスといえます。
また、リージャスグループが運営するレンタルオフィスに入居すると、上述した国内・海外合わせて3,000拠点以上のビジネスラウンジを利用できる「ビジネスワールドサービス」が特典として付くので、日本国内や海外への出張が多い企業には非常に便利なレンタルオフィスです。
世界No.1ブランドのレンタルオフィス『Regus(リージャス)』
各都市のランドマークとなるハイグレードオフィスビルなど、選りすぐりのロケーションと最先端のビジネス環境を備えたレンタルオフィスを提供しています。バイリンガルスタッフによる受付サービスやビジネスラウンジを備え、秘書サービスの利用も可能です。さらに価格帯のバリュエーションも増えたので、予算に応じて自分に合ったプランを選びやすくなっています。
また、ご希望のエリアが決まっている方向けに、オススメのレンタルオフィスをエリア別にご紹介している記事を下記にまとめましたので、よろしければご参考ください。
東京のレンタルオフィス記事一覧
東京主要エリアにあるレンタルオフィスやシェアオフィスのエリア別特集記事をご紹介します。
特にエリアが決まっていない方は、東京都内の主要エリアにあるレンタルオフィスをまとめた下記記事をご参考ください。
【出張が多い方にオススメのエリア】
東京駅は、起点になっている東海道新幹線や東北新幹線をはじめ多くの新幹線が乗り入れているので、国内出張が多い方にはもっとも利便性が高い駅の一つであることは間違いありません。羽田空港や成田空港まではリムジンバスが運航しているので、海外出張が多い方にも便利です。
また、品川駅も同様に東海道新幹線が乗り入れており、京急線を利用すれば羽田空港まで20分もかからずに到着することが可能ですので、品川駅も国内・海外問わず、出張が多い方には非常におすすめです。
【都内移動に便利なターミナル駅】
渋谷、新宿、池袋は言うまでもなく都内移動にはとても便利なビッグターミナル駅です。
「渋谷駅」は、JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン、東京メトロ銀座線・半蔵門線・副都心線、東急東横線・田園都市線、京王井の頭線、「新宿駅」は、JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・中央線・総武線、京王線、小田急線、東京メトロ丸ノ内線、都営地下鉄新宿線・大江戸線、「池袋駅」は、JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン、東京メトロ丸ノ内線・有楽町線・副都心線といずれの駅も乗り入れ路線が非常に多く、都内主要エリアであれば、どこにでもスムーズに移動することができます。
【人気アドレスの港区主要エリア】
港区は、オフィスとしても個人宅としてもとても人気のあるエリアです。そのため、東京23区で企業数が最も多いのは港区で、それだけブランド力が高いといえます。もちろん、都内主要エリアにはスムーズに移動できるので、レンタルオフィスやシェアオフィスを借りるのにも便利なエリアです。
【東京駅から近い主要オフィス街】
東京駅は新幹線の乗り入れ路線が多く、出張が多い方には特におすすめということは上述した通りですが、デメリットとしてはやや賃料が高いという点が挙げられます。そのため、「出張が多いので本当は東京駅の近くがいいけど、できるだけコストを抑えたい」という方には東京駅から近い神田駅・秋葉原駅あたりも含めてお探しになるのがいいと思います。
また、同様に東京駅から近い銀座・新橋エリアの賃料相場は、東京駅とそれほど変わらないので決して安くはないですが、それだけ利便性が高いエリアですので、こちらもあわせてお調べいただくのがおすすめです。
【その他の人気主要エリア】
上記以外にも東京都内には人気のオフィス街が数多くありますので、まとめてご紹介します。
東京以外のレンタルオフィス記事一覧
続きまして、東京以外にあるレンタルオフィスやシェアオフィスのエリア別記事をご紹介します。
関東エリア(東京除く)
●神奈川県
●千葉県
●埼玉県
●茨城県
●群馬県
東海主要エリア
●愛知県
●静岡県
関西主要エリア
●大阪府
●京都府
●兵庫県
北海道・東北エリア
●北海道
●宮城県
●福島県
●青森県
●岩手県
●山形県
甲信越・北陸エリア
●長野県
●石川県
●富山県
●新潟県
中国・四国エリア
●岡山県
●広島県
●香川県
九州・沖縄エリア
●福岡県
●長崎県
●大分県
●沖縄県
起業時のオフィス選び:関連記事
最後に、本記事に関連する記事もあわせてご紹介します。
起業時のオフィス選び:まとめ
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